癌の夫と共に

癌治療を通して人生を改めて見つめ直すつもり😅のブログ

幸せの基準

薬の効果で驚異的な回復を見せる夫は今日も元気に
そして嬉しそうに仕事に行きました。
「行ってらっしゃい((🙋気を付けてね。」
「うん🎵行ってきます👋😃」
今まで何度も繰り返した会話でしたが今日は少し違っていました。

夫を見送ってドアを閉めた時、本当に無意識に
「幸せだな(*´∀`)」
自然に言葉が溢れ出てました。
自分でもびっくりしましたが改めて口に出して言ってみる。
「幸せだな。」

そこで気が付きました。
私は幸せだったんだ。

夫が元気に仕事に行けるようになった事は勿論だけどこれまで意識してなかっただけで本当はずっとずっと幸せの中に居たんじゃないかと思いました。

夫が癌になって色んな人から度々
「可哀想に。」
と言われてきました。
その時は深く考えもせず、むしろ本当に私達って可哀想ぐらいに思っていましたし「幸せ」とは程遠いと思ってました。
でもそれって何かおかしいですよね。

幸せの基準は誰かに押し付けられるものじゃないはずです。誰かにとって幸せでも私にとっては幸せじゃない事なんていくらでもあるはず。
今朝、私の口からこぼれ出た「幸せだな(*´∀`)」って言う言葉は嘘偽りのない正直な私の気持ちだと思います。
「当たり前と思っている」日々を過ごすうちに小さな幸せを見落としてしまっていたけど今ならはっきり言えます。
「私は幸せです。」

それは夫も同じです。
「病気になってから些細な事でも
幸せ感じるわ。今が一番幸せかもしれへん。」

人より多く涙する日もあるかも知れない。
もっともっと辛い治療をするかも知れない。
だからこそ、今ある一つ一つの小さな幸せを敏感に感じ取って日々を大切に過ごして行きたい。

私達は胸を張って言いたい。
「幸せだな(*´∀`)」